倉敷美観地区


和と洋が混在するレトロモダンな町並みの美観地区。江戸時代、幕府直轄地である「天領」として栄えた倉敷。高瀬舟を使った水運によって備中地方の特産物が集まり、その中心である倉敷川畔には、豊かな商人の町家や白壁の土蔵が立ち並びました。荷車が往来した石畳の路地も白壁の土蔵と相まって懐かしい風景を今に伝えています。現在でも、小さな路地裏に当時の建物が修復・再生され、ギャラリーや喫茶店、土産物などの個性的な店舗として利用されています。和と洋、古さと新しさが融合した独自の落ち着いた雰囲気は倉敷ならではの佇まい。「倉敷美観地区」は伝統的建造物群保存地区であると同時に今を生きる人々の生活の場でもあり、その姿は江戸時代から現在を経て、そして未来になっても倉敷の心意気を伝えてくれるのです。

瀬戸大橋


本州と四国を結ぶ世界最大級の橋、それが瀬戸大橋です。瀬戸大橋は、岡山県と香川県を直結する本州四国連絡橋のひとつで、本州四国連絡橋3ルートの先陣をきり、昭和63年4月10日に開通しました。多くの島が連なる瀬戸内海の真ん中に架かる、道路・鉄道の併用橋です。ルートは道路37.3q、鉄道32.4qで、海峡部9.4qに架かる6つの橋梁からなりたっており、吊橋、斜張橋、トラス橋など世界最大級の橋梁が連なる姿は壮観です。土曜日と祝日には、日没より橋がライトアップされ、優雅でロマンチックな雰囲気が楽しめます。

ぶどう


マスカット オブ アレキサンドリア
以前はガラス温室で栽培されていた事もあるマスカット・オブ・アレキサンドリア。その上品な香りと奥行きのある甘さから多くのファンを持つ岡山を代表する高級品種です。生食だけではなく香りを生かしたワインや洋菓子のフィリングとしても欠かせない存在です。収穫期は5月下旬(加温)〜11月上旬(露地)

シャインマスカット
大粒の果実は皮ごと食べられ、種もありません。ほのかなマスカット香が清々しい新しい品種です。糖度が20度あり、逆に酸味は弱いですので”甘い葡萄を食べた”という満足感が得られます。岡山産のシャインマスカットは、安定したクオリティと美しいルックスに定評があり、岡山葡萄のこれからを担う品種だと期待されています。 収穫期は7月上旬〜10月下旬

瀬戸ジャイアンツ
岡山県で生まれた皮ごと食べられる瀬戸ジャイアンツは、パリッとした歯触りと甘く爽やかな味わいが特徴の青葡萄です。大粒の果実には桃のようなくびれができますので、一見して瀬戸ジャイアンツだと認識できます。立派な房形、ずっしりとした重さなど、高級葡萄の風格を備えた大人気の品種です。 収穫期は7月中旬〜11月下旬

ピオーネ
大粒の果実の中に濃厚な旨味をたたえた果汁、心地良い香りも備えていますので、「美味しい葡萄を食べた」と言う充実感を味わえる葡萄です。皮離れも良いので気軽に楽しめる黒葡萄でありながら品格のある香りも備えています。 収穫期は4月上旬(加温)〜10月下旬(露地)

オーロラブラック
大粒の果実に濃厚な旨味、強い甘味を持った岡山県オリジナルの品種です。種が無く皮離れも良いのでとても食べやすく、次世代を担う葡萄として人気急上昇中。同じ黒系葡萄のピオーネや巨峰とは少し違った風味を持っています。 収穫期は5月上旬(加温)〜10月下旬(露地)



倉敷アイビースクエア


綿花や米の集散地として栄えた天領の町倉敷でしたが、明治になると紡績業で再興が図られ、代官所跡に倉敷紡績所が建設されました。その工場を再開発し、複合交流施設として再生したのがアイビースクエア。ツタ(=アイビー)のからまる赤いレンガが目をひく敷地内には、陶芸が体験できる工房やホテルなどがあり、創業当時の原綿倉庫を利用した倉紡記念館は、当時の産業の歩みを現代に伝えています。

ままかりの酢漬け


『ままかり』とは、岡山県を中心とした瀬戸内海で獲れるニシン科の小魚のこと。魚の標準和名は『サッパ』です。ままかりの名前の由来はあまりの美味しさにご飯が足りなくなり、隣の家からご飯(まま)を借りに行くことから、『ままかり』と名づけられたといわれています。『ままかりの酢漬け』は、サッパの内蔵、頭、鱗(うろこ)を取り除き、塩をふったものを、新ショウガ、トウガラシ、コンブなどとともに酢に漬けたもので、好みに応じ砂糖を加えます。この地方の有名な郷土料理です。

水島コンビナート


瀬戸内海に臨む総面積約2500haの空間に200を超える事業所が立地する水島コンビナート。石油精製、鉄鋼生産、自動車などを基幹に、日本を代表する重化学コンビナートとして発展を続けています。美しく光るコンビナートの夜景は、「夜景100選」にも選ばれていて、鷲羽山スカイラインから望む夕暮れの水島コンビナートは想像をはるかに超える感動を味わうことができます。

旧野崎家住宅


旧野崎家住宅は江戸時代末期ごろより野崎武左衛門が塩田開発と新田開発を手がけて財をなし天保から嘉永年間に次々と築いていった民家である。総敷地面積は約3000坪、敷地内には、枯山水の庭園、約42mの奥行きがある主屋、玄関棟と表書院が建つ。正面には長屋門と御成門を構え、北に内蔵などの土蔵群が並び、建物延床面積は、1000坪近くに及ぶ。野ア武左衛門は、1827(文政10)年から1863(文久3)年にかけて野崎浜(現在のJR児島駅周辺)など161haの入浜 式塩田を開発したほか、岡山藩の命により、福田新田652ヘクタールの大干拓事業を成功させ、1853(嘉永6)年に大庄屋に取り立てられた。雄大な規模の上層民家で屋敷全体の構成も貴重であると、国の重要文化財に平成18年12月19日指定されている。


大原美術館


倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が画家児島虎次郎を記念して昭和5年に設立しました。西洋美術、近代美術を展示する私立美術館としては日本最初のものです。ギリシャ神殿風の本館の中には世界画壇の巨匠作品が多数展示されており、ツタにおおわれた石垣、門を入るとロダンの彫刻「洗礼者ヨハネ」「カレーの市民」の像が迎えてくれます。


王子が岳からの瀬戸内海


岡山県下最大の海水浴場がある渋川海岸に隣接する王子が岳は、瀬戸内海国立公園に指定されている標高235mのちょっとした小高い山です。瀬戸大橋をはじめ、備讃瀬戸の景観を一望でき、遠く四国連山も視界におさめることができます。海岸から切り立った巨石、奇石が織り成す石の造形美は、厳しさと雄大さを兼ね備えています。ここには「おじさん岩」「にこにこ岩」「ひつじ岩」など名づけられた岩の間を巡る遊歩道もあり、散策しながら珍しい形の岩に自分で名前を付けていくのもいいでしょう。頂上付近からは眺めのよさは、初日の出スポットとしても有名です。


白桃


倉敷産の白桃には、白鳳、清水白桃、白桃、白麗、と沢山の種類があります。その中でも『清水白桃』は最高峰に位置するブランド桃で、とろけるようにやわらかく、とても甘いのが特徴です。収穫は7月、8月に行われ、非常にデリケートなこの桃は栽培には非常に神経を使うと言われています。収穫までには生産者のたいへんな苦労があります。それ故にその品質と味わいには定評があり自信を持ってお奨めすることが出来る地元の旬の味わいです。倉敷市内の桃の産地には、玉島、真備、浅原地区があります。いずれも日当たりの良い山間で温暖な気候の下、おいしくて健康な桃が育つよう土壌づくりから始まり袋掛け、摘蕾(てきらい)や摘果(てきか)など、手間ひまをかけて栽培がおこなわれています。

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